はんこ作成は通販がオススメ

“はんこレス化”が注目されることも多くなってきてる現代であっても、やはり“はんこ”の存在価値は日本の生活にまだまだ深く根付いています。新しく“はんこ”を必要とする場合、現在はコロナ渦で店頭まで買いに行くことが難しい場合もあると思います。
そんな時は、通信販売で注文することがオススメです。今回は通信販売で“はんこ”を作成する場合のポイントと、注意点をご紹介します。
通信販売で“はんこ”を作る時の流れ
まずは、サイトから希望する“はんこ”の種類(実印、銀行印、認印)を選択する必要があります。それぞれの種類ごとに推奨されたサイズも決まっており、重要度の高い“はんこ”ほど大きく作られ、昔からの慣習として女性の“はんこ”は男性よりも小さく作成するという習わしが今でも残っているようです。
実印の場合、男性は15.0ミリ〜18.0ミリ、女性は13.5ミリ〜15.0ミリです。
銀行印の場合、男性は13.5ミリ〜15.0ミリ、女性は12.0ミリ〜13.5ミリです。
認印の場合、男性は12.0ミリ〜13.5ミリ、女性は10.5ミリ〜12.0ミリとなっています。つづいて、印鑑の素材や書体を決めます。価格帯も様々揃えられてますので、予算に合わせて作ることが可能です。支払い方法としては、代金引換、コンビニ·銀行振込、カード払い、他にも様々な支払い方法が用意されてますので、よく確認しておきましょう。
また、ギフトであればラッピングなどのサービスを行っている場合もあり、そのまま贈りたい相手に直送することも可能です。また商品を受け取った際には、刻印の間違いや、欠けがないかどうか、必ず確認するようにします。
返品交換などが可能かどうかも、念の為確認するようにしたほうが安心です。
“はんこ”の素材選び
最近では、男女ともにスタイリッシュで耐久性に優れている、ステンレスやチタンで作られた“はんこ”が高い人気を得ているようです。また女性であれば、上品な印象の白水牛などの天然素材、樹脂の塊の琥珀、またローズクォーツなど開運が期待できる天然石なども人気が高いようです。
男性であれば、捺印がしやすく高級感のある象牙や、手頃な値段でも丈夫でしなやかな印象の黒水牛も人気です。持っているだけで気持ちが上を向くような、自分にピッタリの素材を見つけてみましょう。
“はんこ”の書体選び
書体は“はんこ”作りには、とても重要なポイントです。そして、印鑑の種類ごとに相応しい書体があります。一般的に書体には6種類あり、篆書体·印相体·隷書体·古印体·行書体·楷書体があります。実印や法人印鑑の書体で多く用いられるのが、篆書体です。
印鑑書体の元祖であり、象形文字から誕生したと言われるその書体は一見読みにくいですが、その分簡単に偽造や複製がされにくいという安全面も兼ね備えた書体となっています。銀行印は、以前は丸みのある古印体が主流でしたが、こちらもセキュリティの面から最近は篆書体や印相体で作成されることが多くなっています。
印相体については吉相体とも言われ、風水の観点から金運開運の縁起のいい書体として人気があります。認印については、誰が押印したのかがすぐにわかる書体が望ましいため、隷書体や古印体が一般的によく使われています。
ゴム印も読みやすさを重視した楷書体などが多いようです。また一般的な書体とは違い、個性豊かなオリジナル書体で“はんこ”を作成している会社もあり、他とは違う個性を発揮したいという方にはオススメです。ぜひ自分好みの書体を見つけてみてはいかがでしょうか。
“はんこ”の納期
“はんこ”には機械彫り、手彫りがあります。機械彫りの場合は、購入価格が手彫りよりもリーズナブルで、納期もスピーディーな場合が多いです。デメリットなのは、パソコンのフォントで機械彫りをしている場合、同じ印影で複製されてしまう恐れがあります。
その点、手彫りの場合は複製·偽造の可能性は極めて少なく、安全性は高いです。ただし当然ながら、手彫りの場合は機械彫りよりも料金は高額になります。また、かなり納期に時間がかかってしまう可能性があるので、納期がどれくらいかかるのか確認してきおき、時間に余裕を持って注文をするようにしましょう。
ギフトで人気の“はんこ”
結婚祝いなどのギフトとしても、“はんこ”は人気のある商品です。結婚後、特に女性の場合は苗字が変わることが多く、名義変更でかなり多くの場面で“はんこ”が必要になりますので、プレゼントとして喜ばれるケースが多いと言えます。
また、最近ではプロポーズで婚約指輪の代わりに“はんこ”をプレゼントする方も増えてきており、デザインも可愛らしくペアで並べると一つの模様や文字が出来上がったりと、とても遊び心があり、ドラマチックなものが続々とでてきています。
これから、プロポーズを考えている方はぜひサイトをチェックしてみることを、オススメします。しかし、“はんこ”を贈る場合、自分と贈る相手との関係性がとても重要になってなきます。特に、姑から嫁に贈る場合はより慎重に注意を払う必要があります。
受け取り方によっては、家を継ぐという印象を強く受けてしまい、その後の嫁姑の関係に、悪影響を及ぼしたという例もあります。可能であれば相手に贈っても問題ないか確認しつつ、どのような形のものが良いのか、思い切って希望を聞いてみてもいいかもしれません。
通信販売での危険を回避
通信販売で一番気をつけなくては行けないのが、詐欺の被害です。とくに“はんこ”を作成するとなると、余計にその安全性は気になるところです。サイトの安全性を確認するために大きく4つのチェックポイントをご紹介します。
1つ目は、販売店の規模·実績が十分に示されているかどうかです。2つ目は、ネット上の口コミはどう評価されているかの確認をします。3つ目に、価格が異常に安くないか、過剰な表現がないかどうかをチェックし、ほかのサイトとも比較してみます。
4つ目は、素材や仕上げについて丁寧に説明がされているかどうか、また、アフターサービスの状況はどうも確認しておくと安心です。
その人らしさ溢れる“はんこ”作り
通信販売は、店頭まで行かなくても買えるという手軽さが何よりも魅力です。しかし、手元で実際に商品を見て触って選ぶことができない分、慎重に素材や字体、納期などを確認しておくことが大切になってきます。自分のために作る時も、また大切な人に贈る時も、その人らしさが醸し出される、世界に一つだけの素敵な一本と巡り会えるといいですね。